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【衆院選】れいわ山本太郎氏 緊急入院→退院で〝フル稼働〟に黄色信号「無理できない」

東スポWEB 2024年10月16日 6時6分

衆院選(27日投開票)が15日、公示され、各党党首が各地で街頭演説を行った。この日、話題をさらったのはれいわ新選組の山本太郎代表の緊急入院だった。

山本氏は前夜、「報道ステーション」(テレビ朝日系)の党首討論会に生出演(その後放送の「news23」「news zero」は事前収録)後に体の不調を訴え、緊急入院となった。15日午前10時から新宿駅で第一声を行う予定で、報道各社が準備しているとあって、党側は午前4時前に山本氏の入院と街宣の中止をアナウンス。第一声は代理で、櫛渕万里共同代表が錦糸町駅前で行うドタバタとなった。

入院理由を巡って、情報が錯綜し、ネット上では「山本太郎」「緊急入院」などのワードがトレンド入り。朝になって、大石晃子共同代表がXに「命に別状なし」、八幡愛氏が「ちょっと代表が入院したくらいで泣くなよ私」などとポストしたことから、重症説や事件に巻き込まれたのではないかと心配された。それどころか話はどんどん大きくなり、毒を盛られた説や話題作り説まで、さまざまな臆測が飛び交った。

その後、昼過ぎに山本氏の退院が報告され、Xで「昨夜、発疹ができていることに気づき、そこからかゆみを伴って全身に拡大。救急で診察いただいた結果、アナフィラキシーの疑い。念の為、入院となりました」と経過を説明。医師からの忠告により夕方に予定していた街頭演説会への参加こそ取りやめたものの、夜のNHKニュースには各党トップがそろい踏みするとあって、強行出演した。

れいわは衆参8人の議員を抱えるが、いまだ山本氏の一枚看板の感は否めない。半日とはいえ、〝屋台骨〟を失ったことによる党内や支持者の動揺は大きかった。関係者は「国会日程や能登半島の被災地視察、衆院選準備と分刻みの過密日程となっていた中で、相当な疲労蓄積とストレスで免疫がやられたのでしょう。点滴を打って、回復したようだが、選挙中もちょっと無理できないのでは」と話した。

衆院選で3議席からの倍増を目標にしている。山本氏が公示日に街頭活動できなかったことは大きなマイナスで、今後もフルで活動できなくなれば、選挙戦に大きな影響を与えることになる。

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