強制執行妨害目的財産譲渡仮装などの疑いで逮捕されたタレントの羽賀研二(63)が15日、処分保留で釈放された。勾留されていた名古屋・中警察署を出て、報道陣に一礼して、車に乗り込んだ。この日が勾留期限だった。名古屋地検は任意で捜査を続ける。
羽賀は9月25日、約3億円で購入した沖縄県のビルや土地を差し押さえから逃れるため、自身が代表を務める会社に所有権が移転したと虚偽の登記をするなどした疑いで逮捕されていた。
釈放された羽賀から電話をもらった友人によると、羽賀は「不当逮捕」だと主張し「ご心配おかけして申し訳ございません」「名誉毀損報道したメディアに対して法的措置もとりたいです」などと話していたという。
羽賀と一緒に逮捕されていた六代目山口組弘道会傘下の組長ら合計7人全員が処分保留で釈放となった。羽賀は「悔しいです。ヤクザとも関係ないんで信じてください」(前出友人)と訴えていたという。
2度、沖縄刑務所に収監された羽賀だが、今年5月にはインターネット配信の恋愛リアリティー番組に出演するなど、芸能活動を再開していた。