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【ボートレース】神里琴音「大山千広さんの特集番組でボートレーサーの存在を知って意識するように…」

東スポWEB 2024年10月16日 10時5分

【女子ボートレーサー・インタビュー 神里琴音(20=福岡)前編】

沖縄県出身でボートレーサー養成所の入所試験に一発合格。中学卒業後、すぐに入所し、16歳でボートレーサーデビューという経歴を持つ。デビューから3年5か月――。様々な思いを語った。

――出身は沖縄県

神里 本島の南風原(はえばる)町出身です。那覇市の隣にある町なんで海までは結構遠いですね。中学校までいて部活は硬式テニスをやっていました。あまり強くはなかったです(笑い)。

――ボートレースに興味を持ったのはいつ?

神里 中学2年の時に見たテレビ番組がきっかけです。大山千広さんの特集番組だったんですが、それで初めてボートレーサーの存在を知って、意識するようになりました。すごいな、かっこいいなって。

――養成所の試験は一発合格。中学卒業後すぐの入所だった。養成所時代の思い出は

神里 すべてが初めての経験で楽しかったけど、訓練期間(2020年4月~2021年3月)がコロナ禍とまともに重なったので…。接触を避けるために選手招へいやレース場の訪問ができなかった。それに休日の外出もなかったんです。それはつらかったかな。

――リーグ戦では2度優出。勝率も女子では2番目だった

神里 最初は全然でしたね。班別試験の時もいつもすごく緊張していました。でも後半にかけて成績が良くなってきたんです。自分としてはもう少し頑張れたかなとも思ってますけど。

――2021年5月にプロデビュー。修了後は福岡で1人暮らしを始めたが、当時はまだ16歳

神里 もちろんレースもですけど、ちゃんと1人で生活していけるのかって、不安で仕方なかった。でも先輩や周りの方々にすごく助けていただきました。

――渡辺優美選手に弟子入り

神里 何度かレースで一緒になって、いろいろアドバイスをいただきました。水神祭を挙げることができた宮島の時も、節間はずっとペラを見てもらっていたんです。デビュー期の終わりくらいに正式に弟子入りしました。

――2021年8月24日、デビューから3か月で水神祭達成。ただ、2勝目は1勝目から1か月後だった

神里 技量が足りていなかったのはもちろんですけど、スタート事故なども重なった。なかなか結果が出なくてレースも楽しめていなかったです。

――昨年8月の鳴門ヴィーナスシリーズで初の予選突破。その1か月後の9月末の福岡からはインにも入るようになった

神里 スローに入るようになって少しずつ成績も上がってきた。前期(2024年後期の級別審査期間2023年11月~2024年4月)も最後の方は博多のヴィーナスで準優にも乗れたし良かったと思います。

――今年は2月びわこ、5月宮島とGⅡレディースオールスターに連続出場。宮島は2着3本で惜しくも水神祭はできなかったが初の大舞台の印象は

神里 せっかく選んでいただいたのに2節ともあっという間に終わっちゃった感じでした。え? もう最終日なのって。宮島の時は舟券にも何度か絡めたけど、ペラを合わせるのが遅かったですね。もちろん技量の未熟さも痛感しました。

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