【女子ボートレーサー・インタビュー 神里琴音(20=福岡)後編】
16歳でのボートレーサーデビューから3年5か月が経過し、着実に成長してきた。今後の展望、そしてプライベートを明かした。
――2024年後期は勝率3・63。2025年前期適用成績は15日時点で5・00。6コースからの舟券絡みも目立っている
神里 はい。一番の要因は外枠での勝率が上がっていることだと思います。5、6コースでの大敗が減りました。外からのスタートが安定してきて遅れることが減ったのも大きいです。
――現状の課題は
神里 インや2コースで結果が出せていないことです。スタートがやっぱり難しくて。後手に回ると逃げられないし、包まれてしまう。そこは慣れや経験で少しずつつかめればと思っています。それと道中ですね。1Mの着をキープできずに抜かれたり、前を追い上げることができてない。これは走る位置の問題です。足に余裕がないとターンでも失敗して引き波をなぞったりしてしまうことが多くなります。
――エンジン出しも重要
神里 はい。足が良ければ自分でも納得のいくターンがしやすくなるので。最近は〝これはさすがに弱い〟という時は本体整備をするようになりました。前検や初日から割ることはないですけどね。やり始めて分かったんですが、私、本体整備が好きです!。
――整備は時間もかかる。選手の間でも好き嫌いが分かれる
神里 私は楽しいです。どうするかを整備士さんと相談して自分の頭でしっかり考えて作業する。それで足が良くなれば最高にうれしいし、結果的に足落ちしたとしても納得できる。
――好きなレース場や相性のいいレース場は
神里 まだ住之江と桐生は走ったことがないですね。それ以外だと福岡です。博多に住んでいるので地元というのもあるし、海水面が好きなんです。乗っている体感とかですね。師匠(渡辺優美)にもアドバイスをもらってます。
――直近の目標を
神里 優勝です。といって、まだ優出もしてないんですが…(笑い)。優勝ってエンジンもペラも仕上がって、技量も含めてすべてがかみ合わないとできないと思うんです。だから優勝です。最近、同期の中野仁照が優勝して本当にうれしかったです。
――オフの過ごし方は
神里 ストレス発散は一節終わった後に打ち上げでカフェやカラオケに行くことですかね。イベントに呼んでいただくことも増えたので沖縄にもたまに帰っています。最近だと9月に初めて海外旅行に行きました。韓国です。
――現地ではショッピング
神里 いいえ。今回はずっとホテルリゾートにいました。カジノや遊園地、スパなんかが一つになった施設です。カジノではバカラをしましたよ。2択で簡単なので。ちょっとですけど、勝ちました(笑い)。