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エディ・ヴァン・ヘイレンとマイケル・ジャクソンの「Beat It」共演に失望する親族

東スポWEB 2024年10月16日 12時55分

1980年代を代表する米ハードロックバンド、ヴァン・ヘイレンのドラムスだったアレックス・ヴァン・ヘイレン(71)は、同バンドのギタリストでリーダーだった弟の故エドワード・ヴァン・ヘイレンがマイケル・ジャクソンと共演したことに、40年を経た今でも酷く失望していると胸の内を明かした。

アレックスは15日付の米音楽誌「ローリングストーン」とのロングインタビューで、「なんでマイケル・ジャクソンに才能を貸すんだ? 全く理解できない」と怒りにも似た感情をあらわにした。

エディは1982年、マイケルの大ヒットとなる「今夜はビート・イット(原題Beat It)」でギターソロを担当するオファーを受けたが、アレックスは猛反対し、逆にマイケルがヴァン・ヘイレンのアルバムにゲスト参加することを提案したという。

だが結局、エディは兄の提案を無視し、84年にマイケルとのコラボレーションを実現。アレックスは、それによって生じた兄弟の確執がバンドの事実上の解散につながったと主張した。実際、翌年にはヴァン・ヘイレンの顔を務めたボーカリスト、デイヴィッド・リー・ロス(70)がバンド内の険悪な状態に耐え切れず脱退している。

ちなみに、84年1月にリリースしたヴァン・ヘイレンのアルバム「1984」は全米最高2位にとどまった。当時、1年以上にわたり、1位の座を保持していたのは82年暮れに発売されたマイケルの「スリラー」だった。同アルバムには表題曲「スリラー」や、「今夜はビート・イット」「ビリー・ジーン」などが収録された。

一方、アレックスはエディについて、「彼がいなくなって本当に寂しい。兄弟げんかが懐かしい」と、2020年に65歳で亡くなった弟への思いを馳せた。

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