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【Mリーグ】復活の嶺上開花はリアル咲だ!黒沢咲選手のオーラス逆転トップ

東スポWEB 2024年10月16日 14時5分

【岡田紗佳のもう一度見たい麻雀Mリーグ】

10月11日第1試合 南4局0本場=黒沢咲(雷)、竹内元太 (フ)、小林剛(P)、鈴木大介(B)

KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳です。“セレブ打法”が持ち味の黒沢選手はMリーグ初年度から大活躍するも、昨季は個人33位と不振のシーズンでした。今シーズンも3戦連続で逆連対でしたが、黒沢選手らしい華やかなアガリで復活のトップをつかみ取りました。

オーラス、トップ目は竹内選手で3万2100点、黒沢選手は3着目の2万3900点で、満貫ツモでトップ浮上です。逃げ切りたい竹内選手は中盤までに筒子を2副露して、東と9筒のシャンポン待ちで真っ先にテンパイしました。

対する配牌で中アンコの黒沢選手はこの時点で一向聴。それでも元太選手に危険な2筒を押して、アガリに向かいます。すぐに4索を引き入れ、58筒待ちでリーチしました。ツモれば文句なしのトップ、出アガリでも少なくとも2着には上がれます。

さらに同巡に打点を見て一度はテンパイを外した小林選手から36筒待ちでリーチが入ります。3人テンパイの中、広い一向聴の大介選手が回り、黒沢選手の当たり牌8筒をつかんだ元太選手も降りました。

小林選手との一騎打ちとなったところで、中をアンカンし、嶺上牌の8筒をツモ。リーチ・ツモ・嶺上開花・中・赤1の満貫で3着目から一気にトップまで駆け上がりました。

このシーンですぐに思い出したのが、麻雀をテーマにした人気漫画「咲―SAKI―」です。主人公は女子高生の宮永咲で、くしくも黒沢選手と同じ名前です。しかも得意技が嶺上開花で、黒沢選手がアガった時には「リアル咲だ!」と興奮しました。

昨シーズンの黒沢選手がポイントを伸ばせなかった理由は、なかなか思うように一発が決まらなかったという部分が大きかったと思います。それがついに決まったということは、他チームにとっては華やかで怖い選手が帰ってきました。

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