歌手の小林幸子（７０）が１６日、都内で行われた「Ｔａｌｋ Ｗｉｔｈ おはなしテレビ」発表会に出席。テレビ画面に映る自分と対話してみせた。
ＡＩ技術を駆使し、高齢者の話し相手として、小林とビデオ通話しているかのような疑似対話体験ができる映像アプリケーションが「おはなしテレビ」だ。小林は「私も高齢者ではありますが、意義のあることに携われてうれしい」と笑みを見せた。
画面に映る小林と会話をすると、内容を把握し、小林の会話も変化していくのだが、様々な会話のパターンを撮影する必要があり、「１日５時間で、２日間かかった」という。「画角からはみ出ないように、首の位置を固定させないといけないから、すごく大変だった」と振り返った。実際に、健康面やクイズで自分自身と会話をした小林は「自分自身と話しているのはちょっと不思議。でも、結構キレイでしたね」と会場を笑わせた。
いまでも現役バリバリで仕事をこなしている小林の「元気の源」は「歌をうたうこと」だという。「健康面でもいいし、それにニコニコ動画に出会ってから、新しいジャンルの仕事をさせて頂けている。ユーチューバーもそうですが、ＴｉｋＴｏｋも始めました。新しいものに挑戦というよりも、面白いものをやってみるのがいいんじゃないかと思っている」と話した。