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岸田前首相「引き続き取り組んでもらわなければならない」 自民党候補者の応援で石破首相にクギ

東スポWEB 2024年10月16日 21時55分

自民党の岸田文雄前首相は16日、東京・御徒町駅パンダ広場で開かれた衆院選(27日投開票)東京2区(中央区、台東区)に立候補した辻清人氏の応援に入った。

衆院選2日目。大勢の聴衆に拍手で迎えられた岸田氏は「2週間ほど前まで内閣総理大臣を務めていた岸田文雄でございます」とあいさつ。

演説では自民党議員による〝政治とカネ〟の問題に「心からおわびを申し上げないといけない」と陳謝。在任中は自民党総裁として派閥の解消へ取り組んだことや政治資金パーティー収入不記載事件の責任を取る形で退陣したことに言及した。

しかし、自民党裏金議員が今回の選挙に党の公認を受けて立候補したことなどを踏まえ「この問題はまだまだ道半ばであります。石破茂総理には引き続き取り組んでもらわなければならない」とクギを刺した。

これに先立ち岸田氏は千葉県市原市で〝女房役〟の官房長官だった松野博一氏を応援した。選挙中は各選挙区で自民党候補者の応援に奔走するといわれている。

そんな中、党内では石破新内閣の支持率が思ったほど上がっていない状況を受け、岸田氏に首相〝再登板〟論の声が出ているという。

同党関係者は「岸田氏は総裁選の決選投票で、旧宏池会(岸田派)の多くの議員たちを動かして石破首相の勝利に貢献した。〝新キングメーカー〟と呼ばれるようにもなりました。しかし、わが党の選挙情勢は厳しく石破内閣の支持率も低い。岸田氏への再登板論は、まず本人(岸田氏)が、自民党が単独過半数で選挙に勝つことを念頭に置いているとみられいますが…」と語った。

同選挙区は辻氏のほかに日本維新の会・今村充氏や国民民主党の鳩山紀一郎氏、日本共産党の細野真理氏らが立候補している。

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