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【新日本】SANADAがIWGP世界王座奪取後の青写真明かす 戦いたい相手は「3人」

東スポWEB 2024年10月17日 5時5分

新日本プロレス20日(日本時間21日)の英国・ロンドン大会でIWGP世界ヘビー級王者ザック・セイバーJr.(37)に挑戦するSANADA(36)が、〝意中の3人〟をリストアップした。ザックの提案したくじ引きにより、ベルト奪取の場合は11月4日大阪大会で海野翔太(27)とのV1戦が決定。ある意味で振り回された格好のSANADAが本当に戦いたい相手とは――。

団体最高峰のIWGP戦線は大混戦状態となっている。まずは14日両国大会でザックがベルトを取ったことで、ロンドン大会で決定済みだったSANADAとのシングル戦が王座戦に変更。ここに海野、NEVER無差別級王者の鷹木信悟の2人も挑戦を表明し、四つどもえの様相だ。

ロンドン決戦を前にザックは、それぞれの次期挑戦者を決めることを提案。何とくじ引きという前代未聞の方法が採用され、11・4大阪でSANADAと海野、ザックと鷹木のシングルマッチ2試合が決定した。ロンドン決戦の勝者の試合はIWGP世界王座戦として行われる。

現状の王座戦線はすべてザックを中心に回っているもので、そもそもSANADAにとってはベルト奪取後の挑戦者は海野も鷹木も望んだ相手ではない。2人はともに今夏のG1公式戦でザックに勝った実績があるが、逆にSANADAは両者にG1で勝利しているからだ。「本音で言えば撤回したいくらいですよ。英語だったんでちょっと分からなかったんですけど、くじ引きみたいな空気になって…。その場のノリって良くないなと。よくよく考えれば(ザックの)話術にはまってしまったかもしれない。これ、クーリングオフってできるんでしたっけ?」とできるわけのないことを言いつつ、今さらながら自身の英語力のなさを悔やんだ。

もちろん決定事項は動かせない。それだけにSANADAは「(海野が)俺に勝ってたりするなら分かるんですけど、何もない状態で挑戦できるほど甘くないよって気持ちは正直ありますね。ただそこまでは現チャンピオンの決めたことなのでやるしかない。大阪で勝ってから、自分のやりたい相手とやっていきたいです」と言い切った。

SANADAが現段階で対戦を希望するのは、内藤哲也、IWGP・GLOBALヘビー級王者デビッド・フィンレー、そして棚橋弘至の3人だ。「3連敗はやられすぎだろうと思ってますし、借りは返したいので、やっぱり内藤さんはやりたいですね。あとはフィンレーも(6月札幌大会の)GLOBAL(王座戦)で負けてしまっているので。それから(2026年1月での)引退表明した棚橋さんとは、どこかでやりたいです」

もちろんまずはベルト奪取が最優先。ザック、そして海野への連勝の先に、自らの意志による防衛ロードが待っている。

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