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井上尚弥 カシメロは〝過去の人〟…トップランク社首脳も眼中なしを明言=現地報道

東スポWEB 2024年10月17日 5時5分

ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)にとって、あの問題児はすっかり〝過去の人〟となったようだ。

井上を巡っては、かねて元世界3階級制覇王者ジョンリル・カシメロ(フィリピン)が対戦を熱望。そのカシメロは13日に横浜で行われたサウル・サンチェス(米国)とのスーパーバンタム級10回戦で、1ラウンドTKO勝ちを収めた。しかし、前日計量で2度の体重超過を犯す大失態。日本ボクシングコミッション(JBC)は16日に「1年間招へい禁止」の処分を発表し、来年秋まで日本で試合をすることを禁じられた。

そうした中、カシメロの母国メディア「デーリー・トリビューン」は「カシメロはトップランク社のレーダーに入っていない」と題する記事を掲載。「カシメロは日本の横浜で行われた1ラウンドKO勝利後も、トップランク社の注目の的ではないようだ。ラスベガスを拠点とするトップランク社のカール・モレッティ副社長は、この派手なフィリピン人が、同社がプロモートする〝モンスター〟井上尚弥の潜在的な対戦相手として考慮されているかと尋ねられると、『いいえ』と答えた」と報じた。

その上で「カシメロはサウル・サンチェスを破り注目を集めた。しかし、公式計量中にカシメロが2度も体重をクリアできなかったことで、プロ意識に関する疑問が浮上した」「カシメロはサンチェス戦で体重オーバーだったため、JBCから1年間の出場停止処分を受けるとの報道があり、今後数か月は自分に提示されるものに耐えるしかないだろう」と、〝問題児〟が置かれている状況を説明した。

同記事は最後に「カシメロは2025年2月に36歳になる」の一文で結ばれている。

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