ドジャースの山本由伸投手(26)が16日(日本時間17日)に敵地ニューヨークで行われるメッツとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦前に記者会見し、先発する17日(同18日)の第4戦に向けて意気込みを語った。
パドレスとの地区シリーズは第1戦が3回を5安打5失点、第5戦は5回を2安打無失点で勝利投手になった。その違いを「2戦目の方がよりしっかり自分のフォームでいい投球ができたかなと思います」と説明した。
ポストシーズンで6勝中4勝を逆転でものにしているメッツ打線については「やっぱりすごく勢いのあるチームだと思いますし、すごくいい選手もたくさんいるので。はい、そうですね。とにかくベストな状態で挑みたいなと思います」と警戒している。
ポイントに初回の投球を挙げた。
「やっぱり立ち上がりはすごく大切だと思いますし、その先制点が流れを左右することもすごくあると思うので、ピッチングの中でも立ち上がりはすごく大切にしてます」
昨年、移籍の際にメッツと何度も交渉した。印象を「何度かミーティングをさせていただいて、すごくいろんな話をしていただきましたし、本当に最後まで決断を迷うような、ほんとにいいチームだなと感じました」と語った。
パドレスとの第5戦で復活の要因は敵地サンディエゴでE・ヘルナンデスとのカフェでの会話だったと明かす。
「技術的なところもそうですし、そういったプレーオフに向けての心構えといいますか、そういった部分も話していただきましたし、とにかくチームメートがついてるからと。はい、そういった声かけをしていただきました」
敵地ニューヨークでは6月7日のヤンキース戦で7回を2安打無失点と好投した。印象を問われると「特に…。(ヤンキース戦は)たまたま良かったです」と素っ気なかった。笑顔があふれた会見。第4戦の好投に期待だ。