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立憲・野田佳彦代表 石破首相を「逆エビ固めでタップさせたい」【スポーツ紙合同インタビュー】

東スポWEB 2024年10月17日 16時25分

立憲民主党の野田佳彦代表は17日、党本部でスポーツ紙6紙の合同インタビューに応じた。衆院選(27日投開票)の序盤情勢は、与党の自民党が派閥裏金事件の影響で低調、公明党も伸び悩む展開。立憲が議席増の勢いをみせるなか、政界きっての〝プロレスファン〟野田氏に「いまの石破茂首相にどんな形でプロレス技を仕掛けて仕留め、相手はどう受け止めるのか」と聞いてみた。

野田氏は、自民党の派閥裏金事件に関与した清和政策研究会(旧安倍派)の前議員が立候補した選挙区をまわり「利権まみれ、金券まみれの自民党政治にピリオドを打つ」と訴え続けている。

「前半戦は裏金議員の選挙区に勇気をもって挑んでいる人たちへの応援を中心にやってきましたけど、非常に反応はいいと思いますね。『許しちゃいけない、忘れちゃいけない』という思いは、(有権者たちと)共有できるようになってきていると思います」と確かな手応えをつかんでいる。

自民党の石破茂首相とは同い年(1957年生まれ)の野田氏。先月27日の臨時国会で石破首相が総理大臣に選出された際、「まずは新総裁就任おめでとう」と祝辞を述べたが、選挙戦は〝仁義なき戦い〟である。

「(政治家を)38年やってきました。相撲でいうとしこを踏んできた部分は、誰にも負けないと思っていますので足腰の強さ、〝ブレない政治〟という意味では、石破さんよりしこを踏んできていると思っています」と石破首相に勝る部分を強調した。

野田氏は石破首相を語るため、伝説のプロレスラーで元NWA世界チャンピオンだったハーリー・レイス氏の名前を持ち出して力説した。

「本当はね、(石破首相は技を)受けてくれるタイプだと思っていて『ハーリー・レイスだ』とどこかで言っちゃったんですよね。胸を出しチョップならチョップを受けてくれると、こっちも受けるというような試合になればいいと思うんですが、いきなりリングに上がってガウンを脱がない代わりにサーベルで殴りかかってきた。タイガー・ジェット・シンみたいで『それはないだろう!』という感じですよね」

自民党総理総裁になってからの石破首相は、プロレスに例えると、リング場に上がらず場外で逃げまわるプロレスラーのように映るという。

「だから今度は逆にリングのど真ん中で(石破首相を)逆エビ固めで泡を吹かせて『参った』とタップをさせたいですね。でも、そんな人ではなかった。(自民)党内の力学があって苦渋の決断なんでしょうね」と残念そうに語った。

野田氏は衆院選で石破・自民党を倒し、政権交代を目指して戦い続けている。

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