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井上尚弥と対戦熱望のカシメロに新たなトラブル発覚 成田空港で審判に〝襲撃未遂〟=現地報道

東スポWEB 2024年10月17日 18時0分

ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)との対戦を熱望していた元世界3階級制覇王者ジョンリル・カシメロ(フィリピン)に、新たなトラブルが発覚した。

カシメロは13日に行われたサウル・サンチェス(米国)とのスーパーバンタム級10回戦で1ラウンドTKO勝ち。しかし、前日計量で2度の体重超過を犯す失態で日本ボクシングコミッション(JBC)から「1年間招へい禁止」の処分を受け、来年秋まで日本で試合をすることを禁じられた。

そうした中、フィリピンメディア「spin.ph」は「ボクシング審判が空港でカシメロに襲われたと主張」と題する記事を掲載した。同記事によると、14日に行われた那須川天心(帝拳)のタイトル戦でもジャッジを務めた国際審判員のエドワルド・リガス氏(フィリピン)は帰国途中の成田空港で土産物を物色。その際に同郷のカシメロと兄でトレーナーのジェーソン氏に呼び止められたという。

同記事では「カシメロ兄弟は、早めのクリスマスのあいさつをする気分ではなく、怒り、威嚇していた。兄弟はリガス氏が『嘘を広め』、『彼らを攻撃した』と非難した」「兄弟はジョンリルがJBCから6か月の出場停止処分を受けたと思っており、リガス氏がそれを推し進めたと誤解していた。兄弟はJBCがGAB(フィリピンコミッション)から独立していることを知らなかった。そして、出場停止処分が1年であることを知ったのは、フィリピンに降り立ってからだった」と詳細を報じた。

さらに、リガス氏が電話インタビューで「ジョンリルは突進を続け、パンチを繰り出してくるだろうと確信していた。彼の取り巻きの中にライアンがいなかったら、私はノックアウトされていただろう」と語ったことを伝えた上で「彼(リガス氏)は、この襲撃未遂事件をJBCに告発しようと考えている」と記した。

すでに、カシメロは井上との対戦が絶望的な状況。モンスターに限らず、この問題児と関わることは避けたほうがよさそうだ。

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