メッツはドジャースとのリーグ優勝決定シリーズ第３戦に０―８と完敗し、１勝２敗と苦しい状況に立たされた。３投手がそれぞれ打ち込まれ、自慢の打線もわずかに４安打。リードオフマンのリンドアも無安打に終わり、この３試合で１１打数１安打のブレーキとなっている。
それでもメンドーサ監督は悲観しておらず「ここにいる選手たちがわれわれをここまで導いてくれた。彼らが成功してくれると私はかなり自信を持っている。これからも前進し続ける」と選手を信じる。第４戦の相手先発・山本に対し、スプリットにタイミングの合う右打者を中心に並べて突破口を開く考えだ。
切り込み隊長のリンドアも「得点圏に走者がいる時、彼らは自分の投球を実行した。われわれは実行しなかった。できなかった。実行しなければならない。今日は脱帽し、明日はもっとよくなって戻ってくることを願うんだ」と自らに言い聞かせるように誓った。
地元メディア「ＳＮＹ」も「またしてもメッツに大逆転が求められる状況だが、今季のメッツはそれを得意としているので、ドジャースから３試合で２度の打撃を受けたからと言ってシリーズから脱落することはない。メンドーサはこれまで正しいボタンを押してきた。第３戦でも３度、複数の走者を塁上に置き、突破するチャンスはあった」とここから本領を見せると信じている。