パ・リーグ王者のソフトバンクは１７日、レギュラーシーズン２位・日本ハムとのクライマックスシリーズ（ＣＳ）ファイナルステージ第２戦（みずほペイペイ）に７―２の逆転勝ちを収めた。アドバンテージ（１勝）を含む対戦成績を３勝０敗とし、４年ぶりの日本シリーズ進出に王手をかけた。
前夜に続いて不動の４番・山川穂高内野手（３２）が圧倒的な存在感を放った。初回に同点適時打、５回に中押しのソロを放つと７回にはダメ押しの一発。文句なしのヒーローとしてお立ち台に上がった山川は、鷹党からの祝福に応えるように「明日で決めましょう！」と声を弾ませた。短期決戦、大事な初戦から２戦３発の大暴れ。試合後の小久保監督は「初回の山川の同点打が大きかった」と流れを引き戻した一打をたたえ、抜群の存在感に「期待通りです」と最敬礼だった。
これでチームはＣＳ突破に王手。山川にとっても初の日本シリーズ進出にあと１勝と迫った。