〝円熟エース〟の力投も勝利にはつながらなかった。
セ・リーグのCSファイナルステージ第2戦DeNA戦(17日、東京ドーム)に先発した巨人・菅野智之投手(35)は7回83球を投げ6安打2失点の粘投。だが初戦に続き打線の援護が乏しく、チームは1―2で2連敗となった。
試合後、背番号18は7回のオースティンの勝ち越しソロに「調子が良かっただけに、あそこ(6回)で同点に追い付いてもらって、頭では分かってたんですけどね。フォアボールとかっていうよりも(勝負するか)、どっちかてんびんにかけたんだけど、悔しい一球になりましたね」と反省した。
それでも先発として試合はつくった。杉内投手チーフコーチは「トモが一番悔しいでしょうね。あの一発が。同点になったあとの先頭バッターだからね。まあそれが野球なんで。もうよく投げてくれた」と右腕をかばった。