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【阪神】藤川新監督の〝熱視線〟に高卒3年目・中川勇斗が闘志「もっと期待してもらえるように」

東スポWEB 2024年10月18日 5時10分

阪神・藤川球児新監督(44)が17日の「みやざきフェニックス・リーグ」楽天戦(サンマリン)を視察。二軍首脳陣ともあいさつを交わし「(和田)監督、コーチの皆さんも快く受け入れてくれて自分の力も湧いてきました」と笑顔で語った。

試合は3回終了後に雨天コールドとなったが、バックネット裏からレギュラー奪取を目指す若虎たちに熱視線。中でもこの日、先発の門別をリードした高卒3年目捕手・中川勇斗捕手(20)について「ケガから戻ってきているのがうれしいです。ファンの皆さんも期待していますし、自分自身も監督として期待しています」と思いを明かした。

中川は2月の春季キャンプで右下肢を痛めて二軍生活。今季はファームで打率3割2分1厘、4本塁打、28打点をマークしたが、一軍昇格はかなわなかった。ただ、主戦捕手の梅野と坂本は投手陣を引っ張った一方、打率は2割台前半で虎党からは中川の一軍起用を熱望する声も上がっていた。中川は「(藤川監督から)チーム全体に『チャンスはあるよ』と話していただいた。チーム全体も変わるので来年はチャンス」とし「目立ってなんぼなので、もっと期待してもらえるように頑張ります」と意気込んだ。

阪神の高卒捕手では2016年に原口が107試合に出場し、打率2割9分9厘と結果を残した。しかし、その後は高卒捕手が台頭していない現実もあり、一軍定着の難しさも理解している。中川は「守備を完璧にしないと一軍ではやっていけない。重点を置いてやっていきたいし、10個上の先輩とバッテリーを組むこともある。相手を知って自分を知ってもらえるように、野球以外のことでもコミュニケーションを取っていきたい」と闘志を燃やした。

就任会見で「プレーヤー個人に力のないベテランは、僕は必要ない」と断言していた新指揮官。若き高卒捕手が一軍で活躍する日も近いかもしれない。

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