強力な援軍だ。日本カーリング協会は１７日、神奈川・横浜市内で２０２５年日本選手権（横浜ＢＵＮＴＡＩ）のスタートイベントを開催。元乃木坂４６でタレントの秋元真夏（３１）が大会公式応援サポーターに就任することが発表された。
この日は北京五輪女子銀メダルのロコ・ソラーレでスキップを務める藤沢五月（３３）も参加した中、会場に集まった約２５０人のうち大多数が秋元のファンだった。それでも藤沢は「プラスしかない」と秋元を歓迎。「まだまだカーリングはマイナースポーツ。カーリングのファンの方はちょっといただけ。この場からそれだけ差があるんだなと思った」と影響力の大きさに驚いた。
イベントは午後３時開始にもかかわらず、午前８時前から並んだファンもいた。日本協会の貝森輝幸会長も「いざ当日になったら、ファンが並んでいるよという話を聞いて驚いた。こういう効果があるのかとわれわれも感じた」と目を丸くした。
当初は雪国出身の著名人を起用する案もあったが、２５年日本選手権はアリーナ開催で普段の１０倍となる約２０００席が用意されることを考慮。開催地の横浜と縁が深かった秋元に白羽の矢が立った。貝森会長は「全然カーリングとは縁のなかった人にも来ていただける機会なので、少し切り口を変えた」と説明した。
大会初日に始球式ならぬファーストストーンを担当する秋元は「映像を見て本番までに技術を少しでもつけられるように準備をしっかりしたい」と気合十分。カーリングの魅力発信に一役買うつもりだ。