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【セCS】「ノムさんやったらボロカス怒られとる」 伊勢孝夫氏が驚いた巨人ベンチ最終回の光景

東スポWEB 2024年10月19日 5時5分

巨人は18日のCSファイナルステージ・DeNA戦(東京ドーム)に1―2で敗れ、まさかの3連敗。アドバンテージを含めても1勝3敗とされ、三浦ベイに王手をかけられた。本紙評論家の伊勢孝夫氏は「レギュラーシーズンの相性の良さが、巨人ベンチとナインの油断、準備不足につながっている」と指摘。低調な打撃成績に終始するポストシーズンのG打線に手厳しい喝を入れた。

【新IDアナライザー・伊勢孝夫】もう後がない1点ビハインドの9回の攻撃直前。先頭打者の中山に対し、スコアラーが資料ファイルを手にアドバイスを送っているの見てビックリしたわ。そのくらい試合前のミーティングでしっかり頭に入れとかなアカンやろ。相手守護神の森原は今季何度も対戦してきた相手。10月にもなって今さら何しとんのやと思ったわ。こんなんノムさんやったらボロカスに怒られとるで。

今季の対戦成績は巨人の16勝8敗1分け。対セ5球団で最多となる貯金8をもぎ取った〝お得意様〟や。相性が抜群にいい上に本拠地・東京ドームでの戦い。「DeNAなら何とかなるやろ」みたいな空気がここ3試合、ふんわりと漂ってるよ。ボックスに入った打者が変な余裕をかましているというかな。そう見えて仕方なかったわ。仮に対戦相手が阪神やったら、こうはなってなかったと思うよ。

逆にDeNAは投手陣が踏ん張っているよな。7、8回の2イニングを無失点に封じた山崎なんかシーズン中はアウトロー中心の配球って印象が強いけど、この日は普段あまり使わないインハイを上手に使って、巨人打線を手玉にとっていた。捕手の戸柱がここまでの反省を生かした上で、リードに工夫を入れているのが伝わってきた。現状の巨人打線の状態を見てたら、翌日以降もそうは打てんよ。

冒頭で触れた中山なんかも経験のなさがモロに出てたな。7回に代打で見逃し三振に倒れた秋広なんかもいいようにやられすぎや。ここまできたら、坂本とかベテランの力に頼るしかないよ。(本紙評論家)

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