日本代表FW上田綺世(26=フェイエノールト)が、物足りなさを指摘されている。
所属クラブでは控え扱いだが、森保ジャパンでは1トップの筆頭。FW小川航基(NEC)らが台頭してきているとはいえ、FW古橋亨梧(セルティック)が構想外状態となっており、即座にポジションを奪われる状況ではない。しかし、周囲から絶対的な評価を受けているとは言いがたい。
今月の北中米W杯アジア最終予選のサウジアラビア戦とオーストラリア戦は、ともに先発して無得点だったことを受け、元日本代表DFの田中マルクス闘莉王氏は自身のYouTubeチャンネルで「相手のディフェンダーの強さが非常に光った」としながらも「それでも綺世選手は何とかしないといけない。シュートを2、3本ぐらいちゃんと打たないといけない。ヘディングで何回かファウル気味でも打とうとしているシーンは見られたけど、FWとして不合格じゃないかなというふうに思う」と辛口だった。
また、SNS上ではサッカーファンからポストプレーなど献身ぶりを高く評価する声が目立つ一方で「日本代表でファーストチョイスなのが疑問」「なんで古橋を呼ばないのか」との指摘も見られる。
森保ジャパンでは、MF久保建英(レアル・ソシエダード)、MF三笘薫(ブライトン)らウイング系選手にタレントを揃えるだけに、得点という意味では1トップは難しいポジションになっているとはいえ、1トップには点取り屋の仕事をまっとうしてほしいところだ。