放送作家を引退した鈴木おさむ氏が１９日、関西テレビ「ドっとコネクト」に出演。ＳＴＡＲＴＯ ＥＮＴＥＲＴＡＩＮＭＥＮＴ所属タレントのＮＨＫ「紅白歌合戦」出場可能性について言及した。
ＮＨＫは昨年、旧ジャニーズ事務所創業者・ジャニー喜多川氏の性加害問題を受け、所属タレントへの新規の出演依頼を当面行わない方針を発表。しかし、１６日に行われた定例会長会見で稲葉延雄会長は被害者への補償と再発防止の取り組み、経営分離が着実に進んでいると確認できたとし、出演解禁を明言した。
これにより、旧ジャニーズタレントの〝紅白復帰〟の可能性が浮上したが、鈴木氏も「（可能性は）ありと思います」と推測した。
その上で「おそらくですけど、明日、『Ｎスペ』で『ジャニー喜多川〝アイドル帝国〟の実像』っていうのをやるんです。それを結構、近々に発表したんですよ。先にＮＨＫが起用に関してのことを言った後に『Ｎスペ』でジャニー喜多川氏のことをやるというのを発表して。『Ｎスペ』でやるって結構なかなか（のこと）」と指摘。「多分つまりこれが、この問題に関する『ＮＨＫの答えですよ』というのをガッツリやった上で、一度ＳＴＡＲＴＯ社に対しての向き合いを解禁するという答えだと僕は見ている」と分析した。
旧ジャニーズの紅白出場の是非については「単純に売れてる本当に人気者ってＳＴＡＲＴＯ社の中にいるんですよ。まずはいったん、見たいものは見せるべきかなと思います。けど、それに対していろんな声が飛ぶじゃないですか。その声も含めてちゃんとオープンにしてほしいなとは思います」と私見を述べた。
さらに、旧ジャニーズの問題は「局とプロダクションとのパワーバランスのことも大きい」とし、「一時期、白組の４分の１が旧ジャニーズだったということもあって。いろんな人が見て『本当に今年紅白出るべきなの？』って思う人の声もあった中でこういうことが起きたから、みんな声をあげたと思う。僕は俗にいうバーターは必要なことだとは思うんですけど、こと紅白に関してはそれはなしでフラットにやってほしいと思うんで、せっかく去年一回リセットできたわけじゃないですか。なので、本当に人気のある人、もしくは見たい人を出していく（方針にすべき）」と提言していた。