巨人の吉川尚輝内野手(29)が肋骨骨折をおしてベンチ入りし、最前線でチームを鼓舞した。
巨人が19日の「JERA クライマックスシリーズ セ」DeNA戦(東京ドーム)に4―1で勝利し、対戦成績を2勝3敗とした。
左脇腹を痛めた吉川がこの日から再登録。阿部監督は「(吉川)本人がファイティングポーズを取ってくれたのでね。なんとか貢献したいということで、骨はポキッと折れちゃっているけど、気持ちで入ってくれましたね」と骨折の事実を明かしたうえで、登録した理由を説明した。
吉川は「練習を見てもらえれば分かりますけど…」とノックを受けることはできるものの、打撃練習が再開できない現状を説明。それでも「きょうベンチ入って、坂本さんとか熱いものを感じました」とナインと一緒に戦えたという。
背番号2は「できることをちょっとずつやりながら。どうしようもないので…。準備をしていきたいと思います」ともどかしい思いを吐露した。