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【宮島ボート】吉本玲緒が引退 第2の人生は「何でもするぐらいの気持ちでいろいろやってみたい」

東スポWEB 2024年10月20日 10時10分

ボートレース宮島の「瀬戸内オーシャンズX第31回日本財団会長杯」(20日開幕)の前検が19日に行われた。当地専属・宮崎経督記者のもとには吉本玲緒(45=広島)の引退情報が…。早速、ピットに入って直撃した。

【つねちゃんの浅酌艇唱】広島支部の吉本玲緒が今大会をもって引退することを表明した。親しみを込めてレオと呼ばせてもらいます。「だいぶ前から引退のことは思っていたけど、本格的に辞めると決めたのは昨年。うまいこと言えないけど、ボートレースに対するモチベーションが保てなくなったんですよね」と胸の内を明かしてくれた。

レオは89期生。この期は選手間でも「厳しい」と有名だった山梨県の本栖研修所に入所し、卒業は福岡・柳川市の「やまと競艇学校」(現在のボートレーサー養成所)となった特殊な期。レオは2代目やまとチャンプとして大注目の中、満を持して2001年11月13日に地元の宮島でデビュー。すると初戦でいきなり6号艇6コースからコンマ02の快ショットを踏み込むと道中競りを果敢な全速旋回で制し水神祭を達成。ここまで17優出で優勝2回。2011年には、お盆開催で悲願の地元初優勝も果たした。

レオがデビューした当時、艇界はまだ「持ちペラ制」の時代。新人選手はどこかのペラグループに所属するのが定石なのだがレオはそのグループがなかなか決まらず当時は九スポの記者だった私もヤキモキしていたことを、このコラムを書きながら思い出した。

自分より年齢の若い地元のレーサーが引退するシーンを見るのは勝負の世界がいかに厳しいかを痛感するとともに、いつも何ともやるせない気持ちになる。レオもまだ45歳。この先も続く第二の人生について「何でもするぐらいの気持ちでいろいろやってみたい」と意欲的なコメントを口にした。しかし、その前にボートレーサーとして最後の仕事が残っている。今大会は万感の思いを込めて挑むラストラン。「燃えろ レオ! 燃えろよ~」

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