ニューヨークの名門ヤンキースが敵地クリーブランドで勝利の雄叫びを上げた。19日(日本時間20日)のガーディアンズとのリーグ優勝決定シリーズ第5戦は延長戦の末、5―2と劇勝。ヤンキースが4勝1敗でシリーズをモノにし、15年ぶり41度目のワールドシリーズ進出を決めた。
勝利の瞬間、最後の右飛をキャッチしたソトがグラブを高々と掲げ、ジャッジが天を見上げた。グラウンドで歓喜の輪が作られ、オーナーのスタインブレナー氏とキャプテンのジャッジがトロフィーを高く掲げた。
6回に4番・スタントンの同点2ランが飛び出し、2―2のまま延長戦に突入。そして10回にドラマを作った。相手ミスもあって二死一、二塁のチャンスを迎えると、2番・ソトが高めに浮いたボール球を豪快に振り抜く中越えの勝ち越し3ラン。ガーディアンズピンクのスタンドは静まり返り、ベンチはゴリラのような雄叫びを上げるソトをお祭り騒ぎで出迎えた。
大興奮のソトは「チームをワールドシリーズに連れていける。そのホームランを打てて本当にうれしい。いいメンバ―がそろっている。スタントンはすごいホームランだった」とまくしたて、ジャッジは「この選手たちとこの瞬間を迎えられて最高。ファンのサポートも素晴らしかった。本当に特別な瞬間です」と喜びをかみしめた。
ア・リーグは一足先にヤンキースがラストステージに名乗りを上げ、お膳立てが整った。次は同じくナ・リーグで王手をかけているドジャースの番だ。