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ヤンキースWS進出も不穏だった舞台裏 ジャッジ死球に同僚も「俺をやれ」

東スポWEB 2024年10月20日 15時45分

ヤンキースは19日(日本時間20日)に行われたガーディアンズ戦で延長10回に5―2で勝利。ア・リーグ優勝決定シリーズを4勝1敗で制して2009年以来、15年ぶりとなるワールドシリーズ(WS)進出を決めた。

最後は豪快な一打でライバルを沈めた。両チームとも7回以降は無得点が続いて突入した延長戦。二死一、二塁のチャンスをつくるとソトが振り抜いた打球は右中間フェンスを越える値千金の3ランとなり、敵地のプログレッシブ・フィールドで引導を渡した。

ただ、ベンチ内は初回から不穏な空気に包まれていた。先頭打者のトーレスが中前打で出塁し、ソトも二塁打で続いた。トーレスは走塁死となり、一死二塁でこの日の第1打席を迎えたアーロン・ジャッジ外野手(32)がアクシデントに見舞われた。2ストライクからビビーが投じた95・6マイル(約153・9キロ)のシンカーがろっ骨付近を直撃。しかもバットを出しかけていたため、ほぼ正面から剛速球を受け止める格好となった。

しかし、ジャッジはやや顔をしかめながらも一塁に歩き、ブーン監督やトレーナーを制してプレーを続行した。米メディア「ファンサイド」によると「その時、アレックス・バードゥーゴがダッグアウトの中で『俺をやれ』と言ったことが目撃されている。チームメートもその音を聞いて、一瞬心配になったのだろう」と伝えた。

死球が故意かどうかは別としてチームの顔でもある主力にぶつけられれば、乱闘に発展するケースもある。しかも短期決戦のポストシーズンとなればなおさらだ。ジャッジがプレー続行不可能となるような状況になれば、乱闘に発展してもおかしくない状況だったようだ。同メディアは「ジャッジがポール・オニールのような短気な性格でなくて良かった」とした。

WSはドジャースとメッツの勝者と25日(同26日)から開戦する。

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