米人気ラッパーのディディとして知られる大物音楽プロデューサーのショーン・コムズ被告（９月に性的人身売買罪などで起訴）は、ウィリアム皇太子とヘンリー王子のファンでパーティーに１０回以上招待したが、王子たちは一度も招待を受けなかったという。英ＢＢＣが先日、報じた。
２００２年から２００４年までコムズ被告の広報担当として働いていたロブ・シューター氏は、被告がニューヨークの自宅にチャールズ皇太子とヘンリー王子の「額入り写真」を保管していたと主張した。
シューター氏は、コムズ被告から２人に電話してパーティーに招待するように命じられた。コムズ被告が「王室メンバーの旅費、宿泊費、さらには警備費まで負担すると申し出た」にもかかわらず、王室メンバーは招待に応じなかった。
シューター氏は「ディディはヘンリー王子とウィリアム王子（当時）に夢中でした。ディディは自分を〝王様〟だと思っているので、側近に２人の王子を置きたいと考えるのも当然です。しかし、（彼らは）招待を決して受け入れなかったし、彼らはディディの世界の一部ではなかった」と明かした。
コムズ被告は９月１６日にマンハッタンのホテルで逮捕され、同１７日に性的人身売買、恐喝、売春目的の輸送の罪で起訴された。判事に保釈を却下され、現在ブルックリンのメトロポリタン拘置所に収監されているが、無罪を主張している。