女子プロレス「スターダム」のFWC(葉月&コグマ)が、米国行きの切符をつかんだ。
20日の静岡・ふじさんめっせ大会で「STRONG女子王座挑戦者決定戦出場権争奪バトルロイヤル」が行われ、葉月とコグマの他、安納サオリ、スターライト・キッド、レディ・C、HANKO、小波、琉悪夏の8選手が参加。
安納とキッドが同時にオーバー・ザ・トップロープで脱落したのを機に、試合は混戦模様となった。8分過ぎには葉月がダイビングセントーンでレディを脱落させると、コグマも120%スクールボーイで琉悪夏を沈める。リング上は葉月、コグマ、小波の3人となった。
好連係で小波を追い込んだFWCだったが、セコンドに就く極悪軍団「H.A.T.E.(ヘイト)」が試合に介入。コグマの120%スクールボーイも、琉悪夏にプラスチックボックスを投げつけられ、カウントを阻止されてしまう。
それでも突進をかわしたコグマが小波をエプロンに追いやり、葉月がスピアーを発射。場外に吹っ飛ばし、オーバー・ザ・トップロープで葉月とコグマが勝ち残った。
これでFWCは11月8日(日本時間9日)に新日本プロレスの米マサチューセッツ州ローウェル大会で開催される「STRONG女子王座挑戦者決定戦」への出場が決定。すでに同試合にはAEWアナ・ジェイの出場が決まっており、もう1枠の「X」を入れた4人で同王者メルセデス・モネへの挑戦権を争う。
試合後、葉月が「FWCでアメリカに行くぞ!」と絶叫すると、会場は大「FWC」コールに包まれた。岡田太郎社長から現地は寒いと伝えられても、葉月は「FWCで寒いところを熱くしていきたいと思います」ときっぱり。2人でマイクを奪い合いながら「STRONGのベルトを巻きます!」と宣言した。
9月になつぽいのワンダー王座取りに失敗した葉月は、今度こそシングル王座に手が届くか注目だ。