ドジャースとメッツのリーグ優勝決定シリーズ第6戦が20日(日本時間21日=ドジャースタジアム)で行われる。3勝2敗で王手をかけているドジャースが一気にワールドシリーズ進出を決めたいところだが、相手先発は第2戦で大谷翔平が3打数無安打、2三振と抑えられたショーン・マナイア。ポストシーズンで2勝している変化球左腕との再戦だ。
MLB公式は「マネイアと対戦した大谷は、50本塁打を打つMVP候補に見えなかった。第2ラウンドでは何が起こるか。メッツが第7戦まで持ち込むなら、マナイアは再び大谷を抑える必要がある。ドジャースがWSの出場権を得るなら、すべて大谷をラインアップの先頭に置くことから始まる」と大谷が命運を握るとした。
前回対決はサイドスローから繰り出すシンカーとスイーパーにタイミングがまったく合わず、ぎこちないスイングを強いられたが「大谷は腕の覚悟の高い左腕には強いが、腕の角度の低いサイドアームには苦戦する。マナイアは大谷が第6戦で対応してくること、非常に危険な打者であることを理解している。1試合は大谷が打ち取られたが、再び同じことが起きるかどうか分からない」と分析している。
「試合に深く入っていけるといい。個人的にはそれがずっと目標だ。何かを変えたり、これ以上何かをしようとは思っていない。自分ができることを何でもする」と再び大谷を仕留める気満々のマナイア。しかし、大谷も同じ轍を踏むわけにはいかない。WSの扉を開けることができるか。