DDTのKO―D無差別級王座を持つ〝バカサバイバー〟こと青木真也(41)が、相変わらずの言いたい放題だ。
20日の後楽園大会ではV2戦でHARASHIMAを退けると「いつでもどこでも挑戦権」を行使した勝俣瞬馬をV3戦で迎え撃つハメに。疲労困ぱいながらも返り討ちにして、ベルトを死守した。試合後はクリス・ブルックスから次期挑戦を表明され、11月4日の東京・ひがしんアリーナ大会でのV4戦が決定。「ひと言、ありがとう。それだけです」とマイクで口にした。
その後、取材に応じた青木は「皇治のアニキの倒れない姿に背中を押されて、今日は勝てたよ」と声をしゃがれさせた。前日の格闘技イベント「JAPAN MARTIAL ARTS EXPO PROLOGUE」(横浜BUNTAI)で行われた皇治とブアカーオ・バンチャメークのボクシング特別ルール戦を観戦したという。
ただし、3ラウンドを戦い引き分けだった試合を「しょっぱかった。アニキに最前列を用意してもらってドキドキした」とバッサリだ。「あのルールって要は『誰が皇治を倒せるのか』っていうゲームじゃん。なのに、まだ誰も皇治を倒せない。こうなったら次はジェロム・レ・バンナしかいないんじゃないか…。それと、セコンドの細川バレンタインの自意識があふれすぎて心配になった」と、あらぬ方向にまで流れ弾を飛ばした。
一方、青木自身はUFCフライ級王者アレシャンドレ・パントージャ(ブラジル)への挑戦が決まった朝倉海から「青木さんの予想はいつも外れている」「(青木の予想は)見るだけ時間の無駄」と斬り捨てられた。
だが、これにはなぜかうれしそうだ。青木は「〝いつも〟見てくれているみたいでありがとう!」とメガネを輝かせる。最後は「でも、こんな老害のたわごとに付き合ってどうするんだって。君は日本の国宝なんだから、試合に集中しろ。だから、試合までSNS禁止。おやつは1日500円まで。そして注射は要相談だ!」と意味不明なことを口走り、自転車で後楽園から走り去った。