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大谷翔平が初のワールドシリーズへ2安打1打点で貢献 ヤンキース・ジャッジと本塁打王対決へ

東スポWEB 2024年10月21日 13時54分

ドジャースの大谷翔平投手(30)は20日(日本時間21日)に本拠地ロサンゼルスでのメッツとのナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)第6戦に「1番・DH」で先発出場し、4打数2安打1打点、2得点だった。チームは10―5で大勝し、4勝2敗として2020年以来、4年ぶりのワールドシリーズ進出を決めた。NLCSのMVPは打率4割7厘、1本塁打、11打点のトミー・エドマン内野手(29)が選ばれた。

最後の打者アルバレスが二ゴロに倒れると大谷はベンチ前で小さく拳を握るとパヘス、山本らとタッチを交わし、フリーマンの右肩を抱いてマウンドの歓喜の輪に飛び込んだ。

1点を先制された初回先頭、相手先発は左腕マナイアだ。2球目と3球目のシンカーを空振りしてカウント2―2からの5球目、外角の92・1マイル(約148キロ)のシンカーをバットの先で捉えてはじき返し。打球速度102・5マイル(約165キロ)のゴロは中前に抜けた。一死後、T・ヘルナンデスのNLCS初安打となる中堅フェンス直撃の単打で三塁へ進むと、4番に入ったエドマンが左翼線へ適時2点二塁打。同点のホームを踏むとT・ヘルンデスも生還して逆転した。第2戦で3打数無安打2三振と完敗していた。

2回一死一塁はカウント1―2から2球ファウルしたものの、7球目の真ん中高めの94・2マイル(約152キロ)のシンカーにバットは空を切った。

3回にエドマンの1号2ラン、スミスの2号2ランで6―1とリードを広げた。

6―3の4回先頭は守護神のディアスと対戦。初球、外角低めのフォーシームに手を出すも捕邪飛に倒れた。

6回無死一、二塁は4番手の右腕スタニクと対戦。スプリット5球でフルカウントからの6球目、真ん中高めの97・8マイル(約156キロ)のフォーシームをファウル。7球目の真ん中高めの98・4マイル(約158キロ)のフォーシームを詰まりながら中前に落とした。

8回無死一塁、マウンドは6番手の千賀滉大投手(31)。初戦以来、2度目の顔合わせだが、バットを一度も振ることなくフルカウントから四球で歩いた。続くベッツの適時二塁打で三塁へ進むとT・ヘルナンデスの右犠飛で生還。E・ヘルナンデスの右前適時打で10―4とし、千賀をKOし、勝負を決めた。

ケガ人や故障者続出で苦労したがパドレス、メッツを撃破してナ・リーグ王者に輝いた。しかし、大谷にとってもチームにとってもここが出発点。ア・リーグ本塁打王のジャッジ、ソト、スタントンの強力打線、コール、ロドンら強力先発陣のそろうヤンキースが待つワールドシリーズ(WS)が本番だ。ドジャースとヤンキースが対戦するのは1981年以来、12度目。大谷とジャッジの本塁打王対決に全米、日本のみらず全世界の野球ファンの大興奮は必至だ。

史上初の「54本塁打―59盗塁」、日本選手初のトリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)を達成するなど歴史的な2024年の完結まであと4勝。WSは25日(同26日)にドジャー・スタジアムで開幕する。

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