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少年隊・植草克秀が明かす「仮面舞踏会」誕生秘話「サラリーマン向けに作りました」

東スポWEB 2024年10月21日 17時40分

1980年代アイドル3人組「少年隊」の代表曲と言えば、85年末にリリースしたデビューシングル「仮面舞踏会」。メンバーの植草克秀(58)は21日、生バラエティー番組「ぽかぽか」(フジテレビ系)にゲスト出演し、同曲の秘話を明かした。

派手な衣装に鉢巻き姿で歌う同曲は、少年隊最大のヒット曲になった。86年末のNHK紅白歌合戦では、白組司会の加山雄三が曲紹介で「『仮面ライダー』です!」と言い間違えたことで有名。

ただ植草によれば「(鉢巻きが)正直イヤだった。巻くのだけでもどこに巻いたら…場所によって(見え方が)違っちゃうので全然。だからそれ(鉢巻き)をやるのがホント自分らはイヤだった。で、まして衣装はキンキラキンでしょ? すごい恥ずかしかった」という。

実は同曲、「サラリーマン向けに作りました」とのこと。当時はカラオケボックスではなく、台の上で歌うカラオケ屋が多かったのと関係している。

「1人で歌うの、恥ずかしかったじゃない? なんで、3人で歌えば逆に怖くない。で、そうすると、サラリーマンの人たちが歌う時に恥ずかしくなくて、3人で歌えるもので、で、ネクタイをビ~ッって取って鉢巻きにして歌っちゃえ~みたいな曲があったらいいねってことで」。当時は「そういうコンセプトがあって作ってたものが多かった」そうだ。

また前奏で入る「Tonight ya ya…tear」という歌詞はもともとなく、ただのイントロだったそう。

「『何か入れよう』って言ってて、『ララララララ~』とかレコーディングでいろんなの入れたんですよ。『ピッタリくるのがないね~』なんて話になってるうちに、僕の場合はすぐ眠くなっちゃって。結構やっぱりレコーディングっていうと夜中が多かったんですよ。で、眠くなっちゃって寝ちゃってて、『できた!』って話になって聴いたら、ニシキ(錦織一清)とディレクターの方が『こんな感じだ!』って…」

続くセカンドシングル「デカメロン伝説」(86年)のイントロも、「ワカチコン!」で始まり「ドレミラーミレド ラシドミードラソ」と意味不明な歌詞が入る。植草は「そういうものを入れて、ちょっとキャッチーなフレーズを作ってたってのが当時ありましたね」と解説した。

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