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【F1】角田裕毅〝評価は大暴落〟 米国GP14位に専門メディア酷評「台無しになった」

東スポWEB 2024年10月21日 20時9分

F1のRBに所属する角田裕毅(24)が、20日(日本時間21日)に行われた米国グランプリ(GP)決勝で痛恨の凡走で14位に終わり、英モータースポーツ専門メディア「ザ・レース」が厳しい評価を下した。

角田は10番手からスタートして直後は順位を上げたものの、タイヤが想定を上回るほど劣化してしまい、18周目と早めのピットインを強いられることになった。

さらに終盤には、マシンのコントロールを失ったことで自らスピンして万事休す。入賞圏内でスタートしながら14位と大きく順位を下げる失態を演じてしまった。

「ザ・レース」は米国GPにおける全ドライバーの採点を発表。角田は20人中16位と順位すらも下回る酷評を受けてしまった。

「角田裕毅のスプリントパフォーマンスは力強く、(スプリント)予選で9位と好成績を収めた。彼はメインレースに向けて順調に準備を整え、10番手からスタートした」と決勝までは一定の評価。

しかし、肝心の決勝は散々で「最初のスティントでは8番手だったが、56周中18周目にハードタイヤ交換のためにピットインした。これがミスでポジションを落とし、さらにターン1でスピンしたため、最終的にポイント獲得のチャンスはなくなった」と戦略と自身のミスが重なったことを強調。総評として「戦略的なミスとスピンによって、良い仕事が台無しになった」と痛烈にダメ出しをした。

一方で、ダニエル・リカルドの解雇に伴って正ドライバーに昇格した同僚のリアム・ローソンが、初戦からインパクト大の走りを披露。パワーユニット交換の規定により最後尾グリッドからスタートとなったにもかかわらず、驚異のごぼう抜きを見せて9位入賞を果たした。

同メディアは、ローソンを6位と強豪チームのドライバーと同等の高評価。「彼のQ1でのラップは驚くべきものだった。彼のレースペースは印象的で、有利なハード/ミディアム戦略により、9位という結果となった。(途中昇格で)シーズンの出遅れを考慮すると、これは素晴らしい」と絶賛した上で「彼のF1キャリアの理想的な(再)スタート」と強調した。

わずか一戦で、今季上昇していた角田の株は大暴落となってしまった。

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