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【セCS】巨人・菅野智之「投げたボールに悔いはない」 中3日で痛恨の敗戦投手…日本ラスト登板か

東スポWEB 2024年10月22日 0時25分

緊迫した試合展開で大黒柱が舞台に上がった。巨人・菅野智之投手(35)がセ・リーグの CSファイナルステージ第6戦・DeNA戦(21日、東京ドーム)で2―2の8回から救援登板。2戦目の先発から中3日で異例の登板となったが、2回1失点と意地を見せることはできなかった。

満を持してマウンドに上がった。8回から〝スガコバ〟バッテリーでDeNA打線に挑んだ菅野は、先頭・宮崎を投ゴロ、続く戸柱をわずか1球でニゴロに打ち取ると、最後は梶原を空振り三振を奪い、三者凡退に抑える好発進。バットが空を切ると力強く雄たけびを上げた。

一転、ほころびを見せたのは回またぎで上がった9回。先頭・森敬に右前打を浴び、続く代打・柴田に犠打を許して一死二塁とピンチ到来。続く桑原の内野ゴロの間に三進され、続く牧には左前打。痛恨の勝ち越し点を献上し、マウンド上の菅野も呆然とした表情を浮かべるほかなかった。

そのまま試合は2―3で終戦し、日本シリーズ出場の夢は霧散。菅野は「みんながつないでくれた登板だったので、なんとか結果で応えたかったですけど、でも、全部のボールに悔いはないし、最善の準備をしてマウンドに上がったので。本当、結果としては申し訳ないし、でも今日投げたボールに悔いはないです」と複雑な心境を明かしながらチームに謝罪した。

既に菅野は今オフでのメジャー挑戦を表明していることもあり、この日の登板が渡米前最後の登板の可能性も高い。登板時にはファンからもエールに似た「菅野コール」で大声援を送られていたが「そういう風に思ってくれてるっていうのは僕も分かっていますし、それだけにやっぱり悔しいですよね。本当に。でも今日の歓声っていうのは一生忘れることはできない。うれしかったです」と感慨深げに語った。

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