衆院選(27日投開票)の静岡3区から無所属で立候補している宮沢博行氏(49)が原点に立ち返り奮闘している。
宮沢氏といえば、昨年12月に所属していた安倍派の裏金づくりについて、「しゃべるな、しゃべるな、これですよ」とかん口令が敷かれていることを暴露し、注目を集めた。しかし、その5か月後に週刊誌にパパ活不倫を報じられ、「記憶にございます」と〝名言〟を残し、議員辞職した。
どこかに憎めないキャラクターと潔さが評価され、テレビのコメンテーターでも引っ張りダコとなった。それでも生粋の政治家としての性なのか、「しがらみのない政治を目指したい」と衆院選に立候補し、仰天させた。
「今回の出馬は早すぎるのではという声もありましたが、交差点に立ち、有権者と交流するなど地道に活動をしているようです。しかし、情勢調査では苦戦を強いられています」(永田町関係者)
そんな宮沢氏は17日に配信されたユーチューブチャンネル「虎ノ門ニュース解散総選挙SP」に出演し、古巣の自民党と石破茂首相をぶった斬った。自民党の問題点について「慣例、官僚、長老に縛られている。硬直化した政治体制。しがらみのある政治。これがダメなんです」とバッサリ。
さらに石破首相についても「世論に押されて、コロコロ変わるワケですから本当に腹が据わってない人だなと思いましたね」と容赦なかった。
舌鋒鋭い宮沢氏だが、有権者のジャッジはいかに。