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立川談春 桂二葉らの台頭に持論「女性落語家っていうジャンルは廃れない」

東スポWEB 2024年10月22日 20時36分

落語家の立川談春(58)が22日、東京・代官山 蔦屋書店で行われた「映画『八犬伝』公開直前 江戸カルチャー トークイベント」に登壇した。

山田風太郎の小説「八犬伝 上・下」を映画化したエンターテインメント超大作「八犬伝」が、25日より全国ロードショーされる。同イベントでは、公開に先駆け、同作で鶴屋南北役を演じた立川をゲストに、江戸のカルチャーの魅力に迫った。

この日は「私の方は司会はいらない。1人でしゃべってた方がいいです」とし、MC無しで立川の独壇場で会を進行。撮影を振り返り、同作で主役を演じる俳優の役所広司や、内野聖陽らとのエピソードを漫談風に語ると「役所、内野が意外とセリフを覚えていないんですよ」などと回顧し、笑いを誘った。

また、普段は落語家として仕事をしている立川は、演技の仕事を通して「本当に運のいいことに、役者さんでも共演できないような人とばかりやらせていただいている」と感謝。一方で「落語家って、1人でやってるでしょ。どっちがつらいって言ったら落語です。どっちが怖いって言ったら役者の方が怖い。追い込まれるのはお芝居ですね」と、両方の大変さについても明かした。

集まった観客からの質問にも赤裸々に答えた。昨今、桂二葉らの女性落語家の活躍に対する意見を求められると「落語家を目指した女性って、女優さんに似てると思ってます。男性の価値観でもないし、女性の価値観でもない。女性の落語家が淘汰される時代はない。女性落語家っていうジャンルは廃れないと思います」と真剣なまなざしで語った。

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