ボートレース鳴門の「スカパー!・JLC杯ルーキーシリーズ第16戦」は22日、優勝戦が行われ、1号艇の中島秀治(28=滋賀)がイン逃げを決めて今年3回目、通算4回目の優勝を飾った。
3コースの飛田江己がカドに引いて2対4。F2の中島にとってはプレッシャーがかかる隊形になったが、4コースからコンマ07のトップスタートを決め、果敢に攻め込んだ垂水悠もガッチリ受け止めて先マイ。そのまま逃げ切った。
「朝に伸びを求める調整をしたけど、準優の方が良さそうなので戻して行った。こっちの方が感じは良かった」。5日目からの上積みを狙ったものの、思うような仕上がりにはならなかった。
F2ハンデに機力も胸を張れるレベルではない。この厳しい状況を「Sは怖かったが、入ってると思って行った。1Mも外が来ていたので全速ターン。いい旋回ができた」と万全のレース運びで乗り切った。「ずっと緊張マックス」というシリーズで勝ち取った最高の結果。「この経験がいつか生きるように…」と今後に向けて大きな意味を持つ優勝となった。