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【DeNA】OB遠藤一彦氏「開き直って試合をすれば…」 日本シリーズ〝不利〟覆す投打のキーマン指名

東スポWEB 2024年10月23日 5時1分

プロ野球の日本シリーズが26日から開幕する。セ3位のDeNAは、7年ぶりのCS下克上で1998年以来の日本一を目指す。圧倒的な戦力を誇るパ優勝チームのソフトバンクを相手に、どう臨むのか。本紙評論家で元DeNA(当時大洋)の遠藤一彦氏が古巣の頂上決戦について、本音で予想した。

【ここが違う・遠藤一彦】OBとしてはつらいが、今年のソフトバンクの強さは誰もが認めるところで、日本一となる可能性は高い。投手陣は盤石だし、特にリリーフ陣は抜群にいい。そこに加えて柳田、近藤が故障から復帰して、ホークス打線の厚みが一層増した。DeNAにとっては相当な脅威となるだろう。そう考えれば、シリーズでは4勝2敗でソフトバンクが日本一の座をつかむと予想する。

ただ、そうは言っても、野球はやってみなければ分からない。リーグ3位からCSファーストステージで阪神、CSファイナルステージで巨人を倒してきた勢いはある。そのいいイメージのまま、ひと泡吹かせてやるぞというぐらいの気持ちが大事。リーグ3位チームなんだから、変なプレッシャーも感じる必要はないし、それこそ「負けても仕方ない」というぐらい開き直って試合をすれば、面白い結果になる。

ポイントとなるのは助っ人投手だ。先発ではジャクソン、ケイの粘りの投球が光った。第1戦がジャクソン、第2戦にケイが先発して2つ先勝できればソフトバンクも慌てるのではないか。逆に言えば、エース・東をケガで欠くDeNA先発陣にとって、この2人で落とせば一気に窮地に追い込まれるということ。もう3戦目はドジャースのように、ブルペンデーにして必死につないでいくしかないかもしれない。

打線で期待したいのは梶原だ。21日のCSファイナルステージ第6戦では7番に打順を下げたが、本来の1番で出場してリードオフマンとして打線を引っ張れば主軸の牧、佐野、オースティンらも奮起して得点を奪える展開に持ち込めるはず。

CSを勝ち抜き、日本シリーズまで進出できたのは、やはり三浦監督の継投策がずばりハマったからだ。ほとんどのゲームは1点差のロースコア。それをモノにしてきたわけだから、日本シリーズでも三浦監督がその手腕を発揮してくれることを信じたい。(本紙評論家)

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