世界最大プロレス団体「WWE」(米国)の人気リングアナウンサーでスーパーハイフライヤー・リコシェ(36=AEW)の婚約者、サマンサ・アーヴィン(35)が21日、自身のSNSで退団を発表した。
「WWEユニバース、マンデーナイト・ロウのリングアナウンサーとして私の時間は終わりを告げました。私はみんなをものすごく愛しています。そしてこれは私のアートの終わりを意味するものではありません。私には分かち合うべき生涯がまだあります」などと長文をポストし、選手やスタッフ、ファンに感謝の言葉を述べた。
海外プロレスメディアによると、ミュージカル女優だったサマンサは、2021年にWWEにリングアナとして採用された。エモーショナルなアナウンスとその美貌で、たちまち人気者になった。特に今年4月の祭典「レッスルマニア40」のメイン戦でコーディ・ローデスがローマン・レインズを倒して統一WWE王者となると、感極まって涙声でコーディの名をコール。ボクシングの名リングアナとして知られるマイケル・バッファー氏からもX(旧ツイッター)で「彼女の感動的なアナウンスはすばらしかった!」などと大絶賛された。
一方で気になるのはサマンサの今後だ。フィアンセのリコシェは、今年7月にひと足早くWWEを退団。8月にはAEWと契約して、英国・ロンドンのウェンブリースタジアムで開催されたメガイベント「ALL IN」でオカダ・カズチカらを相手に移籍初戦を戦い、現在はメインロースターとして活躍している。
婚約者のサマンサもリコシェの後を追ってAEW移籍がささやかれる中、リコシェはSNSに「ハハ、彼女はAEWに来ないよ。みんな安心していいよ」と書き込んだ。ただ、自身のXには、WWEを退団したサマンサとキスする写真を投稿している。ちなみにAEWでインタビュアーを務めるルネ・ヤングは、夫のジョン・モクスリーに続いてWWEからAEWに移籍。現在は夫婦そろってAEWで働いているが…。
果たして、人気リングアナの行き先は?