欧州チャンピオンズリーグ（ＣＬ）１次リーグ第３戦（２２日＝日本時間２３日）、モナコ（フランス）の日本代表ＭＦ南野拓実（２９）がホームでのレッドスター（セルビア）戦で２ゴール１アシストと大暴れ。５―１での勝利に貢献した。
トップ下で先発出場した南野は前半２０分、味方のパスに反応して抜け出し、完全にフリーの状態で相手ＧＫの動きを読みゴール右隅にシュートを決めた。オフサイドではないことを確認してから、同僚と先制点を喜んだ。
さらに３―１で迎えた後半２５分にも、ＦＷエンボロのパスをダイレクトで右足で押し込み２点目。南野にとって、ＣＬでのゴールはザルツブルク時代の２０１９年以来、約５年ぶり。この日の２得点でＣＬでの通算得点も４に伸ばし、ドルトムント時代の香川真司が持つＣＬ日本人最多得点記録に並んだ。
勢いが止まらぬ南野は後半アディショナルタイムにも味方の得点をアシスト。勝利の立役者となった。欧州サッカー連盟（ＵＥＦＡ）が選ぶ最高のパフォーマンスを見せた「プレーヤー・オブ・ザ・マッチ」にも選出。ＵＥＦＡは「非常に重要な最初のゴールを含む２つのゴールを決めた。また、相手のディフェンスの背後を危険な走りで回り、巧みなパスでチームメートにゴールチャンスをつくり出した」と南野を評価した。
チームは勝ち点を７に伸ばし１次リーグ突破に前進。南野が欠かせぬ存在となっている。