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ブルペン層厚い大谷翔平ドジャースと先発揃ったヤンキース WSの行方を米サイト検証

東スポWEB 2024年10月23日 12時16分

米スポーツサイトのブリーチャーリポートは22日(日本時間23日)にドジャースとヤンキースの顔合わせて頂上対決と注目されているワールドシリーズ(WS)について「どちらが信頼できる投手プランを持っているか?」と、両軍の投手陣、これまでのポストシーズン(PS)での起用法などから、WSのポイントを検証した。

同サイトはまず、PSでの防御率についてドジャースの4・36に対し、ヤンキースが3・27であることを挙げ、「一般論としてのアドバンテージはヤンキースにあるという議論がある」とし、続けて両軍の先発1、2番手を担う2人の投手を比較し、ヤンキースは「先発投手2人の仕事ぶりが格段に良い」と論じた。

ヤンキースのエース右腕ゲリット・コール投手(34)と左腕カルロス・ロドン投手(31)はPSで6試合に先発し30回2/3を投げ防御率3・82。一方、ドジャースは山本由伸投手(26)とジャック・フラーティ投手(29)はPSで計5試合に先発し21回1/3を投げ防御率は5・48だ。

同サイトは先発投手の駒が足りず、PSでは3度のブルペンゲームを強いられているドジャースについて「デーブ・ロバーツ監督の手腕もさることながら、その(ブルペン投手)層の厚さに自信を持っていい。彼はPSで15人の投手を操って33回連続無失点に抑えるなど(采配を)成功させている」ことを高く評価。他方で「ヤンキースのアーロン・ブーン監督が比較的シンプル(単純)に物事を進めてきたことは、良いニュースでもあり悪いニュースでもある」と指摘した。

ヤンキースにはコール、ロドンの2枚看板の他、今季15勝を挙げた本格派右腕のルイス・ヒル投手(26)も控えているが、同サイトは「リリーフの中心であるクレイ・ホームズ、トミー・ケンリー、ルーク・ウィーバーがそれぞれの役割を果たせればいいが、そうならなければマズいことになるだろう」と、救援陣のパフォーマンスにも着目するとこう続けた。

「両軍のブルペン投手陣によるバトルは、消耗戦になる可能性が高い。この点ではドジャースの層の厚さが武器になりそうだが、これまでの歴史を振り返ると、それはシリーズを長引かせなかった場合に限るだろう」とすると、「要するに、どちらのブルペン投手陣が優れているかという問題ではなく、どちらが劣っているかという問題なのかもしれない」と予想した。

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