ヤンキースの元スーパースターのデレク・ジーター氏(50)にまた〝舌禍騒動〟が起きている。ポストシーズンを中継する米「FOXスポーツ」のアナリストとしてアレックス・ロドリゲス氏(49)、デビッド・オルティス氏(48)とともに放送ブースに座り〝レジェンドトーク〟繰り広げているジーター氏。ドジャースがリーグ優勝を決めた20日(日本時間21日)には試合終了後に大谷翔平をブースに招いて歓迎し「ポストシーズンを戦うのは君がドジャースとサインした理由だ。10月にプレーできるのはどれだけ楽しいことか」と笑顔でねぎらった。
しかし、野球とは別のところで火ダネが広がっている。先日、中継のないオフを過ごし、また解説席に戻ってきた際に「休みは何をしていたのか?」と聞かれたジーター氏は「娘たちをテイラー・スウィフトのコンサートに連れて行っていたんだ。ティーンエージャーや幼児たちと一緒に遊んだよ。私がここFOXでやっていることとよく似ている」と答えた。
世界的アーティストのライブを〝幼児の音楽〟扱いし、しかもブースに座る同僚たちをも見下すような言い方…。米メディア「ネクストインパルス」は「ジーターがテイラーを痛烈に批判した。今や若い女性ファンよりもずっと幅広い支持を得ている。彼女の音楽に興味を持つのが10代の女の子だけならこんなことは起きていない。近年は歌詞も成熟しており、大人向けのテーマを多く書き、曲の中で必ずしもきれいな言葉を使っていない。ジーター氏の誤解だ」と〝反論〟している。
ジーター氏は本塁打を量産したヤンキースのジャッジについても「162試合のスケジュールで何をするかは関係ない。すべてはワールドシリーズにかかっている」と個人記録を軽視するような発言で波紋を広げたこともあった。