フィギュアスケートのペアで五輪3連覇を果たしたロシアのイリーナ・ロドニナ氏(75)が慎重な姿勢を貫いている。
同国メディア「RIAノーボスチ」は国際大会から除外されているロシア、ベラルーシが2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪シーズンとなる25~26年シーズンに復帰できる可能性が浮上したと報道。しかし、ロドニナ氏は同国メディア「SPORT24」の取材に「いつかは全員戻ってくるだろうが、五輪までかどうかは分からない」との見解を示した。
その上で「私たちはいつでも(国際大会に)戻ってくる準備ができているが、彼ら(国際スケート連盟)が私たちの復帰に対してどれだけ準備ができているかは別問題だ。すぐに競争できるかどうかはわからない。過去2年間は国際大会がなかったので、どのような状態なのかを言うのは難しい」と不安を口にした。
今夏のパリ五輪は一部のロシア選手が個人参加するも、メダルは銀1個にとどまった。21年東京五輪の71個から激減しているだけに、国際大会に復帰しても一筋縄にはいかなさそうだ。