女子プロレス「エボリューション(エボ女)」23日の新木場大会で、スターダムから参戦したHANAKO、さくらあや組がZONES、ChiChi組に勝利。だが試合を経て両軍の遺恨はさらに深まった。
団体の看板を背負った試合は激闘になった。昨年3月にデビューした同期4人の激突は、序盤から場外戦の荒れた展開でスタート。その後も4人は感情むき出しでぶつかりあった。最後はChiChiと一騎打ちになったHANAKOがアルゼンチン式背骨折りの態勢で担いでから叩きつけるJPコースターでトドメを刺した。
HANAKOは「この2人と戦ったん初めてやな。SNSでピーピーピーピー泣いとって、口だけかと思ったわ。なかなかやるやんけ。でも今日勝ったんは、この私。一枚上手でした」と関西弁で言い放つ。さらに「なんかまだやりたそうにしてるから、いつでもどこでもここでもスターダムでも待ってまーす」とふてぶてしく続けた。これにさくらも「なんかスターダムにケンカ売ってたけどうらやましくて嫉妬してるだけちゃうんか? うちらがまぶしくて嫉妬してるだけやろ」と追撃した。
これでChiChiとZONESが激高してつかみかかり、4人は大乱闘を展開。スタッフやセコンドが割って入り、なんとか収められた。その後、スターダムの2人が去ると、ChiChiもブチギレてリングを降りる。最後に残ったZONESは「胸くそわりい…。スターダムさんに行っちゃうしかないかな。どこでも逃げも隠れもしないんで。〝ゾネチー〟はどこでも行けますよ。あームカつく」と敵地に殴りこんでの抗争続行を誓った。