ソフトバンクは23日、東京都内でスカウト会議を開き、24日のドラフト会議で指名する選手の最終確認とシミュレーションを行った。1位指名選手を一本化したものの、永井智浩編成育成本部長兼スカウト部部長は「メリットが少ない」として公表を控えた上で「一番高く評価した選手を指名する」と方針を明かした。
スカウト会議に参加した小久保監督は「今年に関して言うと、抜けている選手が2人いる。それが『10年に一人という素材』という説明があったので、ほぼほぼそこにいく」と語り、明大・宗山塁内野手と関大・金丸夢斗投手の競合は避けられない情勢であるとの認識を示した。最高評価の1位候補を指名する方針だけに競合は必至。くじ引き役は「俺が行くことになった」と、小久保監督が務める。
かねて筆頭候補に抜群の守備力と打撃センスを併せ持つ遊撃手の宗山を推してきたソフトバンク。ドラフト前日時点で指名公表球団が宗山を指名する広島1球団のみという状況で、果たして意中の〝恋人〟と縁はあるか。