Ｆ１のＲＢに所属する角田裕毅（２４）が、シーズン終了後にアブダビで開催される親チームのレッドブルによるテスト走行に参加する見込みとなり、他選手と比べて角田有利との海外報道が相次いでいる。
レッドブルによるテストには角田のほか、昇格を争うリアム・ローソン、さらに有望株のアイザック・ハジャールなどが参加する可能性が浮上。今季残りレースの結果に加えて、シーズン終了後のテストが決め手になるとの指摘も出ている。
そうした中、オランダのモータースポーツ専門メディア「マキシマール」は「レッドブルはホンダの要請を認めるかもしれない…アブダビでのテストに角田が指名される」と指摘。角田の昇格を後押しするホンダの要請を聞き入れる形で、レッドブル側が角田を正式にテストする方針を固めたと報じた。
この〝昇格最終テスト〟へ向けて、角田が有利との見方も出ている。ポルトガルのモータースポーツ専門メディア「オートギア」は「このテストは、角田のキャリアの決定的な瞬間となるかもしれない。レッドブルの長期計画が流動的で（セルジオ）ペレスの成績が振るわない中、これからの数シーズンで角田がアルファタウリ（ＲＢ）からレッドブルに移籍する運命にあるのかもしれない」と角田の実力を考慮して、レッドブルは最終的に抜てきすると太鼓判を押す。
その上で「ホンダのゴールデンボーイであり、Ｆ１で実績のある才能を持つ角田が輝く時が、これまで以上に近づいているかもしれない。２０２５年は彼のＦ１の旅の新たな章の始まりとなる」と期待を寄せた。
シーズン終了後の〝大一番〟にファンの視線はクギ付けになりそうだ。