ドジャースのクレイトン・マッカロー一塁コーチがマーリンズの新監督候補に浮上しているとして23日(日本時間24日)、複数の米メディアが報道。25日(同26日)からヤンキースとのワールドシリーズ(WS)を直前に控えた中、ドジャースの周辺が騒がしくなってきた。
マーリンズの地元紙「マイアミ・ヘラルド」に寄稿したアイザック・アズート記者は自身のX(旧ツイッター)で「情報筋によれば、マーリンズは来季の空席となった監督について、ドジャースの一塁コーチ、クレイトン・マッカローと面接する予定という」と投稿した。
今季のマーリンズは62勝100敗を喫し、ナ・リーグ東地区の最下位に沈み、今季限りでスキップ・シューメーカー監督が退任。次期監督候補の選考に乗り出しているという。
米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」によると、マーリンズが面接を行うのはタイガースのロンバード・ベンチコーチに次ぎ2人目とし、実はマッカローコーチは2年前にもシューメーカー監督が就任する際も監督候補としてマーリンズと面接を行なっていたという。
同サイトによると、今季41勝121敗と歴史的な低迷を招いたホワイトソックスでも次期監督候補の一人として挙げられているという。
米メディア「クラッチ・ポイント」では「実は、マッカローコーチはドジャースが昨シーズン後にデーブ・ロバーツを解雇することに決めた場合の代役候補として名前が挙がっていた一人だった。幸運にもロサンゼルスはロバーツを起用し続け、チームは今年ワールドシリーズに出場することになった」と報じている。
マッカローコーチは今季、ドジャースに移籍1年目の大谷翔平投手(30)の盗塁量産に貢献。二人三脚で走塁改革に取り組み、前人未到の「50―50」(54本塁打―59盗塁)の偉業達成に尽力した。また、大谷が一塁へ出塁した際、お互いのヘルメットをコツンとぶつけ合う「ヘッドバンプ」が日米でも話題となったが、今季限りで名コンビのパフォーマンスは見納めとなってしまうのか…。