プロ野球のドラフト会議が24日に東京都内で行われ、全12球団の1位指名が出そろった。
1番人気となったのは宗山塁内野手(21=明大)だった。1度目の入札で西武、楽天、広島、日本ハム、ソフトバンクの5球団で競合。抽選の結果、楽天が引き当ててドラフト会場内のテーブルで見守った三木新監督も笑顔を浮かべた。そして、次に人気が集中したのは金丸夢斗投手(21=関大)。中日、DeNA、阪神、巨人の4球団の指名が重複した。当たりくじを引き当てたのは中日・井上新監督でその瞬間、左で思いっきりガッツポーズを決めて「脱臼しました」と会場内の笑いを誘った。
また、西川史礁外野手(21=青学大)はオリックスとロッテの2球団で競合となり、ロッテが交渉権を獲得した。中村優斗投手(21=愛知工業大)はヤクルトだけが指名し、一本釣りに成功した。
2度目の入札では石塚裕惺内野手(18=花咲徳栄)の入札で西武と巨人が重複し、巨人・阿部監督が当たりくじを引いた。柴田獅子投手(18=福岡大大濠)では日本ハムとソフトバンクが競合し、日本ハム・新庄監督が「しゃー!」と交渉権を得た。オリックスは麦谷祐介外野手(22=富士大)、広島は佐々木泰内野手(青学大)、DeNAは竹田祐投手(25=三菱重工West)に決まり、3度目の入札で西武は斉藤大翔内野手(18=金沢高)、ソフトバンクは村上泰斗投手(17=神戸弘陵高)との交渉権を獲得した。