プロ野球ドラフト会議が24日、東京で行われ西武は、クジ引きを2度外した末に金沢高・斎藤大翔内野手(18)を1位で単独指名し交渉権を獲得した。
1度目の入札では明大・宗山塁内野手(4年)に西武も入札し計5球団が競合。パ・リーグ最下位の西武は西口文也新監督(52)が1番手でクジを引いたが当たりクジは楽天のもとへ流れた。
外れ1位入札では地元、花咲徳栄高の石塚裕惺内野手(18)に行ったが今度は巨人との競合でクジを外し、西口監督は2連敗。交渉権を獲得できなかった。
初めて抽選に臨み連敗を喫した西口監督は「引く時はそんなに緊張はしなかったんですけど、(クジを)外して戻ってきた時のあの悔しさは、試合で負ける悔しさよりも大きかったです」とショックを隠せなかった。
それでもチームの将来を担う大型内野手の獲得に「やっぱりチームの補強のポイントとして二遊間というところを挙げていた。守備のうまい斎藤君の交渉権を獲得できてうれしいです」と成果を語っていた。