西武、巨人などで活躍し通算525本塁打(歴代5位)をマークした清原和博氏(57)の長男、慶大・清原正吾内野手(22)は24日のドラフト会議で支配下、育成とも指名はなかった。
清原はこの日、通常通り慶大野球部の練習に参加し、ランニングや打撃で汗を流した。ドラフト会議開始の約30分前に学生服に着替え慶大日吉キャンパス内の控室に、同じくプロ志望届を提出している水鳥遙貴内野手、堀井哲也監督とともに入り指名を待った。
会見場には35社60人の報道陣が集まり指名の瞬間を待ったが、午後7時過ぎに12球団の支配下指名が終了。続いて行われた育成ドラフトでも指名がなく午後8時29分、用意された会見場に姿を現すことなく運命の一日が終わった。
ドラフト終了後、清原に代わり堀井監督が報道陣に対応し「志望届を出してから本当に多くの方々に注目していただき、本人を含めて我々も励みになりました」とあいさつ。続けて「本日のドラフトで指名はかないませんでした。その現実を受け止めて本人に代わり私がご挨拶させていただきます。なお本人の今後の事については、まだシーズン中ということで、まずはリーグ戦に集中したいということを申しておりました。その先のことは何も決まっていないとも申しておりました」とコメントした。