女子プロレス「マリーゴールド」のツインスター選手権(24日、東京・後楽園ホール)は、王者のMIRAI(24)、桜井麻衣(34)組が、ビクトリア弓月&田中きずなの19歳コンビを退け、3度目の防衛に成功した。
不仲説がささやかれるMIRAIと桜井の「ミライサク」は、入場時からギスギスしていた。しかも、2人の入場テーマ曲が途中で止まってしまうアクシデントも。試合でもゴング前に挑戦者組から奇襲攻撃をくらい、いきなりピンチを迎えた。MIRAIが捕まり、苦しい時間帯が続く。
何とか桜井が、2人まとめてリバースDDTとスタナーを決めるが、直後にMIRAIの攻撃が桜井に誤爆。2度目の誤爆は阻止したものの、2人はお互いに蹴りを見舞いあってしまう。
このまま空中分解かと思われたが、2人の絆が勝った。今度こそきずなにサンドイッチ攻撃を成功させると、15分過ぎには合体のカッターからMIRAIがエビ固めで弓月を捕獲。すかさず桜井がSTFをきずなに決め、勝利を奪った。
試合後、桜井は「いろいろあったけど、ミライサクは不仲なんかじゃない! これで証明できた! タッグのベルトが一番似合うのはミライサクだ!」と豪語した。
そこへ林下詩美と天麗皇希が登場。皇希は7日後楽園大会で後藤智香との「ツインタワー」で挑戦し、敗れたばかり。だが、胸骨治療のため1か月リングを離れることが決まった後藤から「好きにやっていいよ」と言われたため、パートナーを代えて再びベルト取りに動いた。
MIRAIは「今の林下詩美にめちゃめちゃ興味あるよ。だからこの戦い、受けたいと思ってる。ただ皇希にはタッグチームとは何なのかをこの試合で教えてやるよ」と応じ、V4戦での対戦が決定的となった。